タクトシステム株式会社様からのご依頼で、RPAロボット作成代行サービス『ロボサポ(RoboSupo)』の漫画を制作させていただきました。
『ロボサポ』のランディングページとA4チラシにご利用いただいています。
この記事では、広告漫画の実際の制作について解説します。
目次
1 |
RPAとは? |
2 | お悩みとご提案 |
3 | 実際の漫画制作の流れ |
4 | まとめ |
1.RPAとは?
RPAという言葉を初めて目にする方も多いのではないでしょうか?
RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)は、コンピューターソフトウェアを使ってルーチンな業務プロセスを自動化する技術です。
ロボットが24時間体制で、人間のミスや疲労の影響を受けずに一貫した作業を行います。
また、既存のシステムとの統合も比較的容易であり、ITインフラの変更を必要とせずに業務プロセスを自動化することができます。
RPAは主に、データ入力や請求書処理、顧客対応、在庫管理などのバックオフィス業務や、顧客情報の収集やデータ解析などのフロントオフィス業務で利用されています。
★ちなみにAIとRPAの違いってわかりますか?
答えは、AIとRPAどちらも自動化技術ですが、アプローチと目的が異なります。
AIは人間の知覚や認識、学習、推論などの能力を模倣・再現することを目指す技術です。
データからパターンを学び、予測や意思決定を行うことができます。
それだけでなく、AIは自己学習や進化を通じてタスクの改善ができるので、複雑な判断や創造的な作業など応用力を求める場合はAIが向いていると言えます。
一方、RPAはあらかじめ定義されたルールに基づいて、繰り返しの業務プロセスを自動化する技術です。
主な目的は業務の効率化やエラーの削減であり、定型的で予測可能なタスクに適しています。
例えば、データ入力や請求書処理、顧客対応などの業務を自動化するのに使われます。
そのためルーチンワークを減らして、生産性の向上やコスト削減、エラー削減をしたい企業にとっては、AIよりもRPAの方が適していると言えます。
2.お悩みとご提案
企業がRPAを導入するハードル
そんな便利なRPAのシステムですが、企業が導入するのにいくつかハードルがありました。
◆その1…RPAツールの使い方を学ぶ時間がない
現状の忙しい業務の中で、社員が新しいツールを勉強する時間を確保するのは大変です。
◆その2…ロボットのメンテナンスや管理作業が発生する
作業内容が変更されたり、新しい要件が出てきた場合、設定やスクリプトを変更する管理者が必要です。
◆その3…RPAが扱える人材がいない
プログラミングの知識までは不要ですが、ツールを使いこなすためにはある程度のITリテラシーも必要です。
そんな企業のハードルを解決するために、生まれたサービスが『ロボサポ』でした。
『ロボサポ』は具体的に何をしてくれるのかというと、
- 費用や効果を検証して、その業務に最適なロボットを作成してもらえる
- メンテンナスに対応した、安心の運用ルール作りをサポートしてもらえる
- ITに詳しい社員がいなくても専門スタッフが伴走サポートしてくれる
こんな体制をつくってくれるので、安心してRPAを運用することができます。
広告漫画のご提案
こんな良いことづくめの『ロボサポ』ですが、必要としている企業にサービスをわかりやすく伝えられていないというお悩みで、開発元クライアント様からご相談をいただきました。
そこでランディングページに、導入前と後で社内がどのように変化するのか、具体的にイメージしてもらうための漫画の導入をご提案しました。
というのもサービス自体の強みは十分伝えられていましたが、図やデーターや文章が多くてとっつきにくく、一般の人には内容が簡単に頭に入ってこない印象だったからです。
漫画の起承転結のストーリーはこうです。
【起】とある企業の管理職の主人公が、RPAを導入したものの業務が改善されなくて悩んでる
↓
【承】でも他部署ではRPA運用ができていて、業務が改善されている
↓
【転】違いは何? その理由は、他部署はRPAをロボサポに外注しているから
↓
【結】同じようにロボサポを導入した結果…
繁忙期にもかかわらず定時で業務が終わるようになった!
新規営業や顧客フォローに時間がさけるようになった!
結果的に業績がUPした!
このようにRPAに関心があるけど導入に不安のある企業が、一気に悩みを解決できるストーリーになっています。
漫画はより商品のメリットを理解しやすく、ビジュアルで注意をひきやすく、ストーリーに感情的に没入させることができます。
ランディングページでは、特に文章やデータだけでは伝えられない、「興味」や「共感」を補うことができるのでおすすめです。
↓女性中間管理職の主人公
3.実際の漫画制作の流れ
それでは実際に広告漫画の制作とはどのように進めるのでしょうか?
①プロット(あらすじ)・資料のご提供
商品やサービスの資料や、訴求したいポイントなどを詳しくヒアリングします。
プロットをご提供いただいて、おおよそのコマ数やページ数を決定します。
逆にコマ数やページ数が決まっている場合は、プロットの変更を提案したりします。
それから利用媒体によって、制作する漫画のサイズやコマのスタイル(スマホビューの縦読み漫画など)が変わるので、最適な仕様を確認してデザイナーさんと共有します。
②シナリオの作成
プロットをもとにシナリオを作成します。
シナリオはクライアント様が作成される場合と、クリエイターが制作するパターンの両方があります。
しかし一般の方がシナリオのキャラクターの動作や情景描写を考えるのは難しいので、クライアント様には最低限セリフだけ考えていただいて、クリエイターが動作などの演出を付け加える場合もあります。
セリフは長すぎて漫画のコマに入りきらなかったり、内容が重複をすることもあるので、セリフを削ったり言い回しを変えたりして調整する場合もあります。
③ネーム制作
ネームとは漫画の設計図のことです。
吹き出しのセリフと、キャラクターの喜怒哀楽が分かる程度の簡単な絵になります。
クライアント様にはネームを最後まで読んで、「ストーリーの流れが伝わるか?」「 セリフは適切か?」 などを確認していただきます。
④下書き制作
キャラクターや背景、効果などを描きこみます。
キャラクターのデザインや 「表情や動作や演出効果はシーンに合っているか?」「 背景や小物の描写は適切か? 」などを確認していただきます。
⑤仕上げ制作
線を清書して、カラー漫画の場合は彩色をします。
色の調整や、セリフのミスがないかなどの最終確認も行います。
⑥納品・検収
検収後ランディングページのデザインにはめ込んで、無事リリースされました!
4.まとめ
広告漫画の制作について解説しましたが、いかがだったでしょうか?
広告漫画は
- 文章よりも頭に入りやすい
- 絵で興味をひきやすい
- ストーリーに没入させることができる
3つのメリットがあります。
漫画の最大の強みは、デベロッパー側から一方的になりがちなPRを、消費者や顧客と同じ立場立って、商品の便利さを感覚的に伝えられることです。
「いい商品やサービスを作ったものの、いまいち良さが伝わらない、消費者の興味や共感を得られない」
といったお悩みがあるときは、ぜひ広告漫画を検討してみてください。
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